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 試合に出られなかった‘96年、「俺はツアーに優勝できる」という文字をノートに何十回も書きました。紙に書いて自宅の天上、ベッドの上にも貼りました。自分がツアーで優勝するシーンを想像してから寝たこともあります。今の状況をどのように脱出するかではなく、必ずツアーで優勝する! そのためには今、何をするべきなのか? ということを毎日考えていたのです。 
人間、緊張した場面では体や手に震えがくる。こんな時、ボクは、その場の状況や心理をありのまま、もうひとりの自分に告白するようにしています。「どうしたらいい?」――「失敗しても失うものはないよ、いつものスイングで」。このやりとりで客観的に、その場を見られる。忘れていた我を取り戻すきっかけになるんです。
ボクは我も強いし、素直でもなく、人の言うことを聞くタイプではないですが、江連コーチに会ってから、それまでの頑なな態度を捨てました。道具に関しても、いいモノはどんどん取り入れる。見てくれよりも性能ですからネ。自分の生き方や考え方を変えてからの進歩は、早かったような気がします。 
ボクが左手に箸を持って食事をするのを見て、びっくりする人がいます。もちろんボクは右利き。でも、ゴルフのために日常生活ではなるべく左手を使うようにしているんです。左利きの人は○や△マークを両手で同時に左右対称に描く能力が備わっていて、とても感性に優れているのです。左手強化はそんな感性を少しでも磨くためです。

父は亡くなっていますが、自分にゴルフを教えてくれました。とても厳しく、ボクは、そんな父に頼り切っていました。その存在の大きさを知ったのは、亡くなってからでしたが・・・。ジュニア諸君にいいたいのは、つねに親への感謝の心を忘れないこと。言葉に表していうのが恥ずかしいのなら、心の中で強く感謝の念を持つ。これを忘れないでほしいですね。 HOME > プロフィール :: 晋呉語録 |